大福茶
「あんたらな、
正月はお福茶を飲みんさいよ。
そしたら鬼もこんし
病気もせんけん
元気に1年すごせるけんな。」
田舎のおばあちゃんが
そういってお正月にだしてくれたお茶のことを
思い出した。
お茶のなかに昆布と梅干しの入ったもので
子供にとってはちっとも美味しくないお茶。
でもお正月に飲まなければ
気持ちよい1年をすごせないとの大人の説得で
いやいやながらすこーしだけ飲んでたっけ。
先日、「日本茶の愉しみ」という講座を受講した。
その中で、このお福茶と思われるお茶の説明があった。
無病息災を願い、正月三が日飲む
梅干しと結び昆布をいれたお茶を
「皇服茶(大福茶)」と呼ぶそうです。
京都での昔からの習慣のようですが
おばあちゃんちは京都ではなく四国愛媛なので
関西一帯でこの文化があったのかもしれません。
やさしかったおばあちゃん。
空の上で見守っててくれてるのかな。
あんなやさしいおばあちゃんになりたいなぁ。